学びのユニバーサルデザインの実践に関する児童の情意面・学力面の統計的分析
- 応募
- 個人
- 取組み
- 代表者:大橋 均
- 所属
- 立命館小学校
- 取組み名称
- 学びのユニバーサルデザインの実践に関する児童の情意面・学力面の統計的分析
- 取組み区分
- 授業形態・授業運営(準備、フォローアップを含む)の改善、高度化・効率化に関する取組み
- 業務の効率化やコミュニケーション促進等による働きやすさや働きがいの向上、ダイバーシティ&インクルージョ ン促進に関する取組み
- 研究と教育を結合したプロジェクトや探究学習等に関する取組み
- 取組み内容
学びのユニバーサルデザイン(UDL)の理論をもとに小学校算数の授業デザインとその実践を行っている。UDLの理論は「令和の日本型教育」の構築を目指して(答申)で述べられている、個別最適な学びと協働的な学びを具現化する1つの方法である。UDLを実践することで、児童の情意面や学力面は劇的に変化している。
しかし、エビデンスを示す際に一教師の勘や経験をもとにした説明だけでは不十分である。そこで本研究では、児童のアンケートの変化を統計的に分析することでエビデンスを示すことを目的としている。現段階においては、次のような結果が得られている。
①算数はうまれつきの能力で決まっていると考えていた児童の多くが、努力すればできるようになるという考えに変化したこと、毎時の振り返りをすることが自分の勉強の役に立っているということにおいて統計的に有意に向上している。
②学習方法に自己決定の場面を取り入れたことで、「わかる」「できる」「もっとやりたい」という意欲が昨年度よりも今年度の方が有意に向上している。統計解析にあたっては(株)サティスタ山陰一氏の指導助言を仰いでいる。
- 関連キーワード
- 探究学習・育成