私立学校の英語教育は公立学校よりも質量ともに高度な内容を扱う。また、新設の小学校の場合、複数学年を同時に受け入れることから、２年生以上の編入生はそれまでの英語学習の基盤がなく、予定している学年配当のカリキュラムに調整を加えながら進めねばならない難しさがある。

こうした事情をふまえて、本年度に開校した立命館慶祥小学校の英語教育を、英語教員養成を専門とする湯川が立命館小学校の英語科教員の協力を得ながら支援し、パーシャル・イマージョン校としての慶祥小学校の英語授業の充実・高度化を実現する。

その際に、慶祥小学校での英語教育高度化の研修内容のうち立命館小学校にも適切化して共有することで、開校17年目を迎える立命館小学校の英語教育も見直す契機とする。

今は開校以来蓄積されてきた指導案を踏襲しているが、児童の変化と全国的に英語が教科として教えられるようになってきた状況の変化をふまえてあらたなステップアップとなることを目的とする。